<アメリカの歯医者事情>アメリカで歯列矯正!日本とアメリカの矯正事情の違いあれこれ
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こんにちは、まこごろ(@Maronnonon)です。
さて、今日はアメリカの歯列矯正事情についてお話ししたいと思います。なお、私は医療の専門家ではないですし、もともとの歯の状態や通われる先生の方針によっても大きく異なるはずです。
なので、あくまで私と私の家族から得られた体験談を踏まえた一つの例として参考にされてください(*´ω`)p
歯列矯正事情
さて、まず耳が痛い統計からご紹介。日本国内で矯正治療を推進・紹介する「矯正歯科ネット」ではこんなコメントが掲載されています。
日本に住む外国人100名に、日本人の歯並びに対する印象について聞いたところ、「日本人は歯並びが良い」と回答した人はわずか4%(4名)にとどまり、76%(76名)が「歯並びが悪い」と回答しました(図1)。下記のアンケートコメントからも、日本に住む外国人が日頃から日本人の歯並びの悪さについて強く意識している様子が伺えます。
実際アメリカに暮らしてみると、確かに本当にみんな歯並びがきれい。
歯の治療にかかる費用が非常に高額であることも手伝ってか、歯は悪くなったら治療にいくものではなく、予防するものという意識が高い。
そして、歯並びも綺麗な笑顔を見せるということだけでなく、歯のメンテナンスの観点からも綺麗に保ちたい(保つべき)という考え方が強いように思います。実際、とある統計によれば、矯正治療を受けたいと思う人の割合も、アメリカの79.3%に対して日本では54.2%と大幅に低いようです。
女性の八重歯がキュートだなどと言っているのは日本くらいでしょう。
別にアメリカの医療技術が一番とは全く思っていませんが、人々の意識の面でも考え方の面でも、歯に対するメンテナンスの面ではアメリカの方が意識が非常に高いということが影響していると思います。
将来海外にお子さんを留学させたい・・・なんて考えている親御さんはぜひ子どものうちに矯正をしてあげて下さい。 親が子に出来るプレゼントの一つだと思います。
そういえば、さかのぼること5月に結構面白いテーマをテレビ東京の「未来世紀ジパング」で取り上げていました。
題して、『みんなの大切な"歯" 最先端技術 日米徹底比較!』。
日米の歯に対する考え方の違いから、両国の最新治療事情まで、「歯」に焦点を当てて取り上げた面白い番組でした。オンラインストリーミングでも見れるはずですので、興味がある方はぜひご覧くださいね~
歯列矯正の費用
歯列矯正を受けようとするときにネックになるもののひとつが「費用」だと思います。
矯正は審美歯科の一環なので、歯医者によっても、そしてどの程度元の歯並びがよいのかや、矯正の方法・内容によっても費用は千差万別。
日本の場合、非常にざっくりしたイメージですが、80~100万円くらいがひとつの目安になると言われているようです。私も日本でお世話になっている歯医者に訊いたところ、費用は70-80万円程度だろうと言われました。
ちなみに費用の支払い方法は、①総額制(定額制)と②処置料別払い制の2つがあると聞きます。
子どもの矯正・大人の矯正 歯列矯正の費用と治療期間(アップル歯列矯正歯科自由が丘) - 矯正歯科ネット 矯正歯科の専門サイト
他方、アメリカの費用ですが、だいぶ古いデータですが、2007年の発言小町では、総額5,500ドルだったとか、7,000ドルとかというデータを目にしますね。
アメリカで歯列矯正された方いらっしゃいますか? : 心や体の悩み : 発言小町 : YOMIURI ONLINE(読売新聞)
実際、私も歯医者から提示を受けた見積もりは、上下矯正・インビザラインで6,500ドルでした。
会社の同僚は、NYUの歯科治療に行ったところ、1,500ドルという格安の提示を受けたそうです(大学病院なので安いことで有名。ただし、学生がサポートすることがあり治療のクオリティにやや不安ありという声も聞きます・・)
1,500ドルと言われた同僚の場合はもともとの歯列が相当綺麗に見える(実際、以前一度インビザラインをやったけど途中で引っ越しなどがあって挫折したと言っていました)のであまり比較にはなりませんが、日本の100万円と比べるとアメリカの費用は相当安い印象を受けますね。
歯列矯正に係る時間について
日本のお医者さんって、ほんとにちょっとしか進まないじゃないですか?虫歯で治療に行くと、初回はヘタをするとレントゲンを撮って終わり。2回目で削って仮詰め物をして、3回目で歯型を取って・・・なんてやっていると、1本直すのに1か月かかるのが普通です。
アメリカは一度行くとぐっと治療が進みます。簡単な虫歯であれば、1回で治療は終わります。(治療費は高額ですけどね。。)クラウンを外注しなくてよいという医療事情の違いもあると思いますが、一度アメリカの歯医者の慣習に慣れてしまうと、何度も何度も時間を使って歯医者に通わされていたあれは何だったのだろうと思います。
歯科矯正もおおむねこれと同じ。アメリカでは矯正を行うのがとても一般的なので
保険事情
そして、歯列矯正は「治療」ではないので、保険は効かずに自己負担になります。
この点は日本でもアメリカでも基本的に同じ。
ただし、アメリカでは民間が歯科保険を(健康保険とは別に)提供しており、契約の内容によっては保険が一部適用になることもあるようです。アメリカで歯列矯正をやってみようという方は、ぜひお医者さんを通じて保険会社に照会してもらってください。
税金申告について
最後に税金申告について。
日本では未成年のうちに受けた歯列矯正は治療の意味合いが強いということで、基本的に医療費控除の対象になります。
他方、成人すると基本的に医療費控除の対象にはなりません。
審美目的の色合いが強くなるのでというのがその理由(意味がよくわかりませんが法律は法律)です。子どもに受けさせてあげようと望むのでしたら、未成年のうちに矯正してあげて、医療費控除を取って少しでも自己負担を減らしましょう。
(大人でも「咀嚼障害」などの診断をもらえれば医療費控除の対象にできる可能性は高いようですが。)
例えば、矯正費用が100万円かかるとすれば、10万円超過部分の90万円x税率分だけ税金を取り戻すことが出来ます。税率20%なら、90万 x 20%=18万円の節税! 意外と大きいですよね。
アメリカはというと、年齢に関係なくMedical DeductionというItemized Deductionのひとつで経費扱いをすることが可能です。
ただし、AGI(課税所得のようなもの)の7.5%を超えた部分が対象となるので、日本の10万円超が所得控除になる扱いと比べると、圧倒的にハードルが高いです。
Standard Deductionも上限が2017年改正で引き上げられたので、現実には医療費は使われずにおしまい…ということの方が多いかもしれませんね。
興味がある方は、下記のサイトなどを参考にしてくださいね
IRSのパブコメ↓
https://www.irs.gov/publications/p502
Turbotaxから出ているインビザラインに関するQ&A↓
長くなったので、私のインビザライン体験談はまた回を改めてエントリしたいと思います。
To be continued…………..
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